介護職から異業種への転職も可能!

介護職は離職率の高い仕事でもあります。人によって理由も様々で、介護の仕事に携わりたくないならば異業種への転職を目指す事になります。ただ介護職から異業種への転職は、年代によって様子が違ってきます。例えばまだ20代の場合は、それほど転職が難しい訳ではありません。若さや将来性は強い武器となり、長く働いて、ゆくゆくは戦力になるといった理由から雇用されるチャンスは多く、自分のやってみたかった世界へ思い切って飛び込む事も可能です。

一方30代以降になると、年齢を重ねる度に異業種への転職が厳しくなります。年齢の壁は非常に大きく、他の業界で経験を積んできた人でも転職は容易いものではありません。特に長年介護の仕事に従事してきた人の場合は、年齢の割には経験値が少ないとみなされてしまうのです。20代の頃のように若さで押し切って転職する事は無理ですが、介護職で身に付けた経験を活かす仕事を探せば、転職に成功する可能性はあります。

例えば飲食業などサービス業への転職は、介護職で培った接遇やマナー、そして人とのコミュニケーションが役立ちます。介護職もいわゆるサービス業なので、お客様に対しての対応にそれほど違いは無いのです。またコミュニケーション能力、接客能力は営業関係の仕事でも有効です。介護職の場合は利用者の話をゆっくりと聞くというのが基本ですが、営業職も取引先の話を聞くというスキルは重要視されるので、決して介護職の経験も無駄になる事は無いのです。